全部で130m分の壁付けケース用の照明を納めて、その配光調整を行ってきました。
何回かに分けて合計3日間かかりました。
一つの美術館でこれだけの量を納めるのは、キャリアハイの量でして、実際にやってみるとなかなか終わりが見えず、骨が折れます。
少しでも作業を楽に使用と思い、器具のブラケットの構造には少しコストをかけておいたことは正解でした。ここをケチるとあと2日くらいは余計にかかったかも知れません。
もうちょっと現場での作業を楽にする方法を編み出したいものです。
まだ、日帰りで行ける現場でしたので、何とかこなせましたが、明後日の土地では成り立たない仕事の進め方です。
大きな課題が見つかりました。
アイディアはあるので、ちょっと楽しめそうです。

こんなものがいっぱいありました。
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