2018年

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  • 2018.09.10

楽しい美術鑑賞のお供に『いちばんやさしい美術鑑賞』

今回は美術鑑賞の楽しみを拡げてくれる本、『いちばんやさしい美術鑑賞』(ちくま新書)を紹介します。 とにかく美術館に行きたくなる 『いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)は絵画や工芸品など美術品を鑑賞する際に、ただ見るだけで終わってしまうのではなく、もう一歩踏み込んで味わってみたいと思っている方には最適な指南役です。 著者は「青い日記帳」という美術ブログを15年に渡って運営されているアートブロガ […]

  • 2018.08.28

美術館・博物館の空間照明(1) スポットライト・カッターピンスポットライト

美術館・博物館向けの照明器具の構造と特徴を種類ごとにご紹介していきます。 今回は、空間照明用のスポットライト、カッターピンスポットライトについてです。 照明器具の構成 まずは一般的な照明器具の構成についてご紹介します。 照明器具は主に4つのパートから構成されています。 照らすための光を生み出すLEDなどの光源 光源を光らせるための電源 発生した光を制御するレンズや反射鏡(ミラー)などの光学部品 こ […]

  • 2018.08.24

美術館・博物館の展示用照明の種類

今回のテーマは美術館・博物館の展示用照明の種類についてで、壁付ケース・独立ケースの照明の構成について解説します。 美術館・博物館の展示室の構成 美術館・博物館の展示室全体はおおまかに下の図のような構成です。 日本の多くの美術館・博物館では、壁面に設置された比較的大きな容積を持つ壁付ケースが多く用いられています。西洋絵画など額装されている展示品は、開放空間の壁面に直接展示されることが多いです。小型の […]

  • 2018.08.17

美術館・博物館向けの展示照明とは(2)

展示用照明に必要な特性(演色性、色温度、照度) 前回は光の波長について主に触れましたが、今回は演色性、色温度(調色)、照度(調光)についてお話します。 演色性 前回、ハロゲンランプとLEDの光の波長の違いについて、測定した光の波長の分布をグラフで示しました。光源によって波長の分布が異なるということは、光で照らされる対象の見え方も光源によって異なります。 光によって物体の見え方が変化する事を演色とい […]

  • 2018.08.04

美術館・博物館向けの展示照明とは

展示照明への要求 美術館・博物館は文化財を収集・整理し、文化財の価値を社会に対して公開する役割を担っています。美術館・博物館で収蔵、展示されている文化財の多くは、製作されてから非常に長い時間が経過しているものが多く、保存環境を維持するために、細心の注意が払われています。もし、文化財を保存して将来に引き継いでいくことだけが目的なら、照明に大きな注意は払われません。 しかし、文化財の価値を広く社会に認 […]

  • 2018.07.26

美術館照明のモックアップの重要性

キテラスの仕事は、対象となる物を最もきれいに見せる光を考え作る事です。 製造の流れは光学設計、機械設計、試作評価、製造、納品というフローで進めます。弊社で作るものは美術館・博物館それぞれ固有の条件に合わせてつくるカスタムメイドが多く、本番の製品をお作りする前にモックアップ検証を行い、光の精度を上げていきます。 今年からデビューした実験室では、照明実験のために壁が真っ黒、実験時には窓も黒く潰して真っ […]

  • 2018.07.23

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界@三菱一号館美術館

歴史と深く関わりのあるジュエリーを一挙に 7月19日に開催された「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 1780年パリに始まるエスプリ」展の特別内覧会の様子をご紹介します。 ショーメ(Chaumet)は1780年にマリ=エティエンヌ・ニトにより創業されたジュエリーの老舗です。ナポレオンはジョゼフィーヌ、マリー=ルイーズとの結婚のため、ショーメにジュエリーを注文しました。ショーメ展ではそんな歴史を持 […]

  • 2018.07.19

「モネ それからの100年」@横浜美術館

横浜美術館で開催されている「モネ それからの100年」夜間特別鑑賞会に参加して参りました。鑑賞会ではミニレクチャーとして学芸員の坂本恭子氏より、見どころが語られました。今回は夜間鑑賞会ということで撮影許可がおりましたので、レクチャーの内容と展示風景の写真を併せてお伝えします。 まずは、今回の展覧会のタイトルでもある「100年」について。これは最晩年のオランジュリーの「睡蓮」の壁画への着手からの10 […]

  • 2018.07.12

広州ライティングフェア 観光編

広州ライティングフェアの関連で、広州はどんな感じだったのかを観光編と称してお伝えします。広州市は北京市、上海市と並んで中国本土の三大都市とも言われています。気候は南国、6月でしたが東京より蒸し暑く、連日気温は30度を超えてました。 広東省博物館 今回訪れたのは広東省博物館で、中国国家一級博物館です。外見はとても個性的で、中は4階まで展示室があり、17万点ものアイテムを収蔵しているそうです。陶器や金 […]

  • 2018.07.05

中国・広州ライティングフェアに行ってきました

はじめまして、マーケティング・営業担当の田口です。今後は私からも情報発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 今回は2018年6月9日から12日まで中国・広州で行われていたライティング展示会をレポートします。   国際ライティングフェア ライティングフェア(照明総合展)は日本ではライティング・フェア(国際照明総合展)として2018年には15回目を迎えています。日本照明工 […]