新素材研究所・ -新素材×旧素材@建築倉庫ミュージアムとSugimoto versailles

新素材研究所・ -新素材×旧素材@建築倉庫ミュージアムとSugimoto versailles

新素材研究所・ -新素材×旧素材

先日、 建築倉庫ミュージアムで開催中の「新素材研究所・ -新素材×旧素材」展と現代美術作家 杉本博司、建築家 榊田倫之の講演会に伺ってきました。

会場内は建築設計事務所「新素材研究所」の10年にわたる活動の中の建築模型、写真、新素材研究所の用いる古材や道具、素材等が展示されています。カタログからは建材を選ばないをポリシーに、独自の視点で見立てた素材を収集し、建築に利用している新素材研究所は、「旧素材こそ最も新しい」というコンセプトの下、様々な建築を行ってきました。

見せたい在り方に合わせた工法を用いているとのことで、Timeless:普遍的な価値をめざしているそうです。

マンハッタンのハイパーゴージャスな邸宅や江之浦測候所などにまつわる展示などコンセプトの突き抜けた建築を感じられる展覧会でした。

2019年3月3日(日)までの展示です。

Sugimoto versailles

そして、それに関連して杉本氏の講演の中でも解説のあったフランスヴェルサイユ宮殿で行われているSugimoto versailles Surface of Revolutionの写真をご紹介します。

2008年よりヴェルサイユ宮殿と外国の現代アーティストのコラボレーションが行われている本展。

こちらは杉本氏の写真作品をヴェルサイユ宮殿で展示しているもので、実際にヴェルサイユ宮殿にいたことのある人物の蝋人形の写真を展示しています。

蝋人形に見えないリアリティ。

旅行中に見てきましたが、外国というシチュエーションも相まって、リアルな蝋人形の白黒写真と空間とが織りなす不思議な感覚を体験できました。

とても人が少ないときに行ったため、静寂と白黒写真とで、異空間の雰囲気に溢れていました。

講演の後に見たらまた印象も違ったんでしょうね。

Information

新素材研究所・ -新素材×旧素材-
NEW MATERIAL RESEARCH LABORATORY・ -New Material × Old Material-

*展覧会タイトル読み「しんそざいけんきゅうじょてん -しんそざい×きゅうそざい-」
*「・」は「展」と新素材研究所設立10周年の「10」をかけている

会期
2018年10月21日(日)〜 2019年3月3日(日) [好評につき会期延長]

※2019年1月15日〜2月5日までは展示室Bの展覧会入れ替えのため、休館となります。

会場
建築倉庫ミュージアム 展示室A(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10)

開館時間
火曜〜日曜11時〜19時(最終入館18時) 月曜休館(月曜が祝日の場合翌火曜休館)

入館料金
一般 料金 3,000円、大学生/専門学生 2,000円、高校生以下 1,000円
(展示室B観覧料および新素材研究所作品集を含む)
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。
*それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。

 

Sugimoto versailles Surface of Revolution
The Estate of Trianon, Versailles
October 16 – February 17, 2019

オフィシャルサイトでブックレットのダウンロードもできますよ!

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