日本は凝り過ぎ?

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LEDのメーカーさんにお越し戴き、製品の説明を伺いました。

演色評価数が高いタイプのLEDを作られていて、近いうちに使わせていただこうかなと思った次第です。

雑談ついでにお話をうかがっていると、そのメーカーさんでは海外、特に欧州で拡販を測りたいとのことですが、一番の特色である高演色性がそれほどその価値を認めてもらいないらしいです。他の光源と見比べて見れば、「やっぱりいいね」となるらしいのですが、それ以前に演色性の高い光源を意識していないらしいとのことでした。

確かに、海外製品の照明器具を拝見すると、「ホントに展示の効果を考えて作ったの?」と思うものがちらほらあったり、私自身が時々見物に出かけて見てくる範囲内においては、欧米で(この表現は雑ですが・・・)は日本ほどには凝った展示用照明は無いように思います。

照明の分野でも、日本人特有の必要以上に品質を作りすぎる癖が出てしまっているのかも知れないのかな?と思った次第です。


こちらは、海外ので見た中で珍しく(上から目線でごめんなさい)照明が上手いな~と思った、ワシントンのフリーア-ギャラリーです。
また、行きたいな。

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